自然と家族が集まり会話が弾むオープンスタイルの暮らし

壁は白、床や建具の色は茶系で統一。「観葉植物を置いて森の中にいるような癒やしの空間にしたい」と奥様。梁はなくても強度的に問題はないが、ハンモックを吊るしたいからとあえて取り付けた。

料理を出す動線を考えてキッチンの横にダイニングテーブルを配置。奥は壁一面の収納スペースだ。勝手口左側のパントリーの棚は食材と置く物を決めながら設けたという。写真右の書斎スペースの奥の棚にはパソコン周辺機器や本を収納する。
キッチンも森をテーマに木目調。ご主人こだわりの書斎スペースは深緑の壁で、一部を同系色のタイル貼りにした。アーチ型の階段の入口は奥様のお気に入り。
和室はベージュ系でまとめて優しさのある空間を演出。「収納横のクロスは身長が測れる物。子どもの成長を記録していくのが楽しみです」とご主人。
玄関収納は出がけに身だしなみをチェックするのに便利な鏡の扉付き。ホールにもコートなどが収納できる収納を設けた。壁には奥様が描いた絵が掛かる。

木目の天井が温かな2階のホールには室内干しを設置。「私が花粉症なので室内干しは必須でした。1階からの暖気で乾きも早いです」とご主人。腰壁のガラスブロックがかわいらしいアクセントに。

主寝室は壁の1面をブラウン系にして落ち着いた印象に。購入予定のベッドの高さに合わせたニッチはスマートフォンなどの充電に便利なコンセント付きだ。ニッチの上の間接照明が柔らかな光をともす(写真上)。ウオークインクローゼットは3畳。入口に扉を設けていないため出入りがしやすい( 写真左)。

二つの子ども部屋はいずれも4.5畳。コンパクトな分、収納に扉を付けないオープン収納で空間を自由に使えるよう工夫している。
階段途中の窓は上下に二つ。下の窓は換気ができるよう引き違い窓に、上は2階のホールから景色が見えるように横長のFIX窓を配した。

白系でまとめた清潔感あふれる洗面脱衣室。壁一面の収納は左右どちらからも開く3枚引き戸。置く物によって高さを変えられる可動棚も便利。

当初、冷蔵庫はキッチンの奥に置く予定でしたが、家族みんなが使うのでリビングダイニングに近い方が生活動線もスムーズ。そこで階段下に設置しました。デッドスペースの活用になるし、奥行きがある
のできれいに収まって見た目もすっきりです。

隙間を逃さないたっぷりの収納。洗面脱衣室の壁一面に設けられた収納は左右どちらからも開く3枚引き戸。階段下スペースは冷蔵庫にぴったりの大きさです。デッドスペースの活用になるし、奥行きがあるのできれいに収まって見た目もすっきり。

1階のトイレには階段下を利用してトイレ用品ストック用の棚を設置( 写真右)。照明は消し忘れ対策でセンサーライトを取り付けた。

玄関まわりの壁はドアに合わせてベージュ系に。ほぼ総二階のため耐震性も高い。これから車庫とウッドデッキをつくる予定だ。