遊び心がいっぱい!普段が楽しい2階LDKの家

とても明るく清々しい2階LDK。お子様たちは広いスペースで思い切り体を動かし、家での時間を楽しんでいる。ソファの後ろのスペースは設計当初、和室にする考えだったが、将来的に子ども部屋として使うことも考えて、仕切りはつくらずLDKと同じフローリングで仕上げて汎用性を高めた。

仕切りは少なく、対面キッチンからだいたいの場所を見わたせるようにした。キッチンの対面に造作したカウンターはお子様の勉強用。奥様は家事をしながらお子様の勉強を見ることができる。丸い食卓は、自由に詰めて座れるので使い勝手がよく、また曲線が空間のアクセントになっている。

エスホームの天井高は一般的な住宅よりも7cmほど高く、S様邸では勾配天井とあいまってかなりの高さが感じられる。ロフトから眺めると、まるで2階から1階を見おろしているよう。空調は、エアコン1台で2階全体をまかなう。標準仕様である外張り断熱にさらに内断熱をプラスして、内陸の厳しい寒さに備えた。

背面の小窓からも光を取り入れた明るいキッチン。食器類は幅のあるトール型収納に収めてすっきり。サイドの可動棚スペースにはタイル柄のクロスを貼って“見せる収納”に。
洗面脱衣室は1.5坪の大きめサイズにし、奥様の要望でスロップシンクを付けた。お子様の洗い物に便利な上、洗面台が混雑したときに重宝している。面積に余裕があるので、壁に鏡をかけて髪を乾かす場所として有効活用。
ウォークインクローゼットの仕切りは市販の収納棚。将来的にいろんな使い方ができるように固定の壁はつくらなかった。階段下を利用したオープンな収納と合わせるとかなりの収納力がある。運動好きのご長男はベッド脇の雲うん
梯ていで体力づくり。
子ども部屋は1階の事務所の隣に設けた。仕事場所と近いことに戸惑いはあったが、仕事の合間にお子様の様子を見られるのでかえって都合のよい配置となった。建具などは、お客様の目に触れる可能性も考えて落ち着きのあるモノを選んだ。
1階の道路側につくった奥様の不動産事務所。お客様がリラックスできるシンプルな内装を基本に、カラフルな床材で表情をつけた。オープンまではご主人のリモートワークスペースとしても活躍している。

玄関ホールは事務所と居住スペースをつなぐ部分。明るすぎず暗すぎず、ちょうどよい色調の木目で上品に仕上げた。右は事務所連絡口の近くに設置した洗面台。奥様が一目惚れしたコーヒーカップ型のシンクに心が和む。

二つあるロフトのうち、ハシゴで登るほうは遊び部屋として使用。プロジェクターを持ち込んで白い壁に映写したりして楽しんでいる。床板は、ご主人がDIY用の建材をご自身で施工した。

もう一つのロフト。固定階段があるので大きな物の収納にも最適。
2階ホールはLDK( 写真向かって左側)と洗面脱衣室( 同右側)を結ぶ中継地点。明るい南面に小さな棚を造り付けてパソコンスペースにした。
事務所入り口
住居用玄関。玄関扉は、ベビーカーがそのまま入れるように引き戸タイプを採用。

奥様が落ち着いた雰囲気にしたいと選んだサイディングはちょっと特別なもの。「宇都宮には大谷石という特産品があるのですが、そのテクスチャーをデザインした製品を使っています。落ち着きがあって、明るくて、道路側から見てかっこいいですよね