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親族間の贈与期間が3年間延長されました。
難しくいうと、
「令和6年度税制改正において、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置の適用期限が3年間延長されました。」
となります。
通常ですと、祖父母や両親から資金援助をいただいた場合には贈与税がかかります。例えば、以下のような費用になります。
贈与額 | 贈与税. | 使える金額
1000万円|231万円| 769万円
2000万円|695万円|1305万円
贈与税は、税金の中でも高額と言われているので、知らないでいると大変な事になってしまいます。2000万円いただいても、1305万円しか使えないのです。
これらのことを知っておかないと、忘れた頃に税金の請求が来ます。そんな事になったら恐ろしいですね。
ただし、国としても家を作るのに家族からの援助をしやすいように税金の控除(減らす)制度を作っています。それが今回の「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」です。
住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置
この住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置を利用すると以下のような税金になります。
(こちらではエスホームが対応している「質の高い住宅」で紹介します)
贈与額 | 贈与税 | 減った額|使える金額
1000万円| 0万円|-231万円 |1000万円
2000万円|187万円|-508万円 |1813万円
なんと、2000万円の場合には508万円も税金を払う必要が無くなります。大きいですね。2000万円でも、1813万円と、大きく違ってきます。
以下の画面は「国土交通省」のHPをキャプチャしたものです。
「質の高い住宅」と「一般住宅」など?
ここに、わかりにくい言葉が出ていますね。「質の高い住宅」と「一般住宅」です。
「質の高い住宅」とは
「質の高い住宅」とは、断熱や省エネ性能の高い住宅です。
難しく書くと「新築住宅の省エネ性能要件をZEH水準(断熱等性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6以上)」となります。
エスホームで建てたお家は、標準でこの性能に達しているので心配はありません。
「一般住宅」とは
一般住宅とは、断熱や省エネに特に工夫をしていないお家です。何も考えずに建ててしまうとこちらになります。この場合、500万円までとなります。
申告を忘れずに!
税金の控除を受けるには、申告が必要です。それを忘れずに行ってください。
また、申告するには「質の高い住宅」の性能があるのかを証明しなくてはいけません。そのための申請が必要です。今の所、以下の4つが許可されています。
- 住宅性能証明書
- 住宅省エネルギー性能証明書
- 認定低炭素住宅建築証明書
- 認定長期優良住宅建築証明書
- 認定低炭素住宅建築証明書
検査が必要な場合もあります。証明書によっては着工前に取らなくてはいけない物もあります。それぞれの特性がありますので、あなたに合った証明書を利用しましょう。
詳しくは、国土交通省ホームページをご覧ください。