少し小さめのドアを開け中に入ると、受付があります。そこでチケットを渡して奥に進みます。
すぐに階段があります。もう、ここも大谷石を利用していますね。この階段を登っていくと、応接室があります。
応接室:2階
階段を登ると、少し狭いドアを入ったところに応接室があります。とっても重厚感がありますね。
天井付近には、小窓がたくさん付けられています。窓の開け閉めは大変だったっと思います。最近のデザインで、天井まで窓ガラスを上げることが多いですが、これもその一つなのでしょうか。
ここに招いた方達との砕けた話、真剣な話、それらをしやすいように外と分けて、時には外を眺められる、そのような雰囲気がありました。
ここに写っているテーブルと椅子は、デザインを模して後に作られたものです。
フランクロイド・ライトの時代は、暖炉がまだ現役でした。フランクロイド・ライトも暖炉のデザインにはこだわったそうです。
トイレ:2階
お客様用のトイレだったのでしょうか。こちらも窓が菱形になっています。
廊下:2〜3階
応接室から階段を上がっていくと、和室につながる廊下があります。フランクロイド・ライトは和室は考えていなかったそうですが、施主の要望で作られました。
この廊下や和室の作りからすると、お客様を迎えるために作られたように思えます。
こちらの階段を登ってきます。奥の階段を登ると家族室があります。開けられるところにも、あえて大谷石を一本繋げているのが面白い。
廊下には、葉をデザインしたのでしょうか、フランクロイド・ライトがよく行う窓へのデザインがされています。目隠しのようにも見えてしまいます。
ここが和室への入り口です。なんとなく、宴会場への入り口のようですね。
和室:3階
山邑家別邸 ヨドコウ迎賓館には、3間続きの和室があります。お客様を招いたり、家族でくつろいだりしたのでしょうか。
家族室:3階
家族室、と言ってもコーナーのような作りです。和室前にあった廊下に見える大谷石がここにつながっています。
少し奥行きのあるソファーがあります。
浴室:3階
これだけ立派な建物なのだから浴室も広いのかと思ったら、意外にも質素でした。なかなか出入りもきつそうですね。
お風呂には手洗いがついています。このガラスはトイレとつながっています。
洗面室:3階
洗面室も面白い作りになっています。窓に見えるガラスは廊下と繋がっています。間に鏡がありますが小さいですね。
奥のドアはトイレです。
流しの下の部分は、格子のようになっています。これはガラスの棒を並べたものです。水が跳ねないようにしたのでしょうか。すごい工夫ですね。
随分と長く書いてきましたが、今回はここまで!
次回は第3弾、最終回となります。
お楽しみに!!